WISCで「処理速度が遅い」と言われたら／多摩区稲田堤の放課後デイ【かりなぽーと菅】 | 多摩区で放課後等デイサービス事業を営むにあたっての活動の様子等をお届け

皆さん、こんにちは。 川崎市多摩区稲田堤の放課後デイ【かりなぽーと菅】ブログ担当をしております、SDCの斉藤です。

日頃は特性を持つお子様達に学習指導を行っております。

さて、【かりなぽーと菅】では、最近、「WISC（ウィスク）検査を受けて処理速度が低いと言われた」というご相談が増えています。 WISCとは、子どもの知的発達のバランスを見る心理検査です。

全体のIQだけでなく、「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリ」「処理速度」の４つの指標に分けて、それぞれの得意・苦手を知ることができます。

その中でも「処理速度」とは、簡単に言うと“見て・理解して・手を動かすまでの早さ”を表します。

たとえば、漢字の書き取りやプリント作業が極端に遅い子、授業中にノートを取るのが間に合わない子は、この力が弱いことがあります。

でも、「遅い＝ダメ」ではありません。 かりなぽーと菅では、処理速度をゆっくり伸ばす支援を行っています。

たとえば、

・反復練習（迷路や間違い探しなど）で視覚情報の処理を高める

・タイマーを使って「時間を見える化」する

・「書く」以外の方法（タブレット、スタンプなど）で達成感を得る など、

楽しみながら取り組める工夫をしています。

WISCで苦手が見えても、それは「支援のヒント」。

適切なアプローチがあれば、子どもたちは自信をつけていけます。

「家ではすごく時間がかかる」

「学校のプリントがなかなか終わらない」

そんなお困りごとがあれば、ぜひ早めにご相談ください。

一人で悩まず、子どもに合ったサポートを一緒に考えていきましょう。